好きなものは好きなんだ

ただただダラダラと好きなものについて書いています。

「腹黒弁天町」を観て、行くところまで行くと決めた話

 

「みちこ先生が自分に思えた話」

最初はこのタイトルで書き始めたはてブ

 

今までに感じたことのなかった感覚に感動して、興奮して、観劇した帰り道で、思ったことをスマホのメモに殴り書きした。

 

それが2月中旬

はてブ公開するのわすれててこんな時期になったので、それから2ヶ月半後も追記しました。

 

 

 

↓下記観劇後の感想

 

 

 

 

みちこ先生はきっと世間の普通に流されるのが嫌なタイプだと思う。

 


当時英語を勉強するのも、女性が社会に出て学校の先生になるのも、普通じゃないことだと思う(劇中にもセリフがあった)普通な結婚をして、普通に幸せになることに違和感があったんじゃないかと思った。

 

 

早速自分語りになるけど、私は中学生ぐらいの時から世間の普通のレールの上を走りたくなかった。

 

田舎は余計に、このぐらいの学力ならここを受験してとかいうのが強くて。偏差値で仕分けられてまるで機械のように志望校が決められて当然のようにそこに受験して、当然のようにそこに進学する世界だった。

 

それがどうしても嫌で先生に反発して全然別の高校へ行った。(普通なら受験する高校も受験しても良いけど絶対落ちるように回答するって言った😅)

 


いくつになってもその思いが強くて、え、何故そこ!?みたいなことはよくあるし、就職先だってなんとなくで流されたくなくて、結果ながいこと就活してた。

 


みちこ先生を観ているとなんだか自分のような気がした。


エンタメが好きで、色々な舞台を観てきてはいると思うけど、こんな感覚はじめてだった。

ここまで自分とそっくりだと思ったことなかった。

 

 


みちこ先生は自分のことを悩める子羊と言った。

 

 


どう言う意味か1回目の観劇では分からなかったけど、自分の感想ツイート書こうとして1つの解釈にたどり着いた。


私は観劇していて、世間に染まりたくないと思いそれを行動している財前(福ちゃん)と山岡(辰巳さん)が羨ましかった。

 

羨ましいと思うと同時にそう思っている私は世間に染まっているんだなと思った。

 

上司から言われたことが間違っているとか、理不尽だと思っても、飲み込んでいる。最初は反論もしていたけど、大人になるとはそういうことだとは思っていつの間にか染まっていた。

そっちの方が面倒じゃないから。


多分みちこ先生も2人を見てそんなことを思ったんじゃないか。

 

 


世間に染まってる自分は嫌だし、2人に憧れるけど、実際自分が行動できるかと言えば、それなりの理性があるし、実際世間体が気になる。

 

何かと理由を付けて、世間で言うところの普通のレールを走ってこなかったけども、結局はそんなに外れてる訳ではない。


みちこ先生の先生という職業も、芸者と比べたらそんなに外れてる訳ではない。最初は笑うものかと思っていた校長のつまらないギャグも笑っているし、職員会議は黙っている。

 


現実と変化を2つに1つ

理性が邪魔をして選べない感じ。

 

 

私もそんな悩める子羊状態🐏


新卒で入社した会社はどベンチャーだし、周りからしたら多分普通のレールでは無いんだけど。それでは飽き足らなくなったし諸般の事情により転職活動中。どこに行くか。理想と理性の狭間で迷い中。


そんな私にも財前のような人がいる。

同じ部署の同期。新卒1年目にしてピンク髪、金髪、シルバーと派手髪の限りを尽くしている。上司に言われたことも違うと思ったら違うと言える人。

 

私が上司の言葉を飲み込んでしまうのに気付いてそこがダメなんだと指摘してくれた人。

 

 

 

結果みちこ先生は普通な結婚をやめて、芸者になって留学して、議員にまでなった。


みちこ先生のように行くところまで行くのは本当に凄いと思うし、私もああなりたい。

 

行くところまでいくか。

 

 

 

 

 

そんなことを思っていた2月中旬から2ヶ月半後。

 

 

 

転職します!!!!!!!!

 

 

 

 

現職の仕事を続けながらの転職は大変だった。


だけど、最後列センターから見えた山岡(辰巳さん)の鋭い視線と、扇子の先、「行くとこまで行く」という声。照明。音響。


大変だなと思った時にその全てを思い出し、自分を奮い立たせました。

 

妥協は絶対にしない!!と思ってかなーり業界を絞っていたけど、無事に転職先決まりました!

 

ちなみに財前みたいな同期は私より先に転職先を決めて、3日の引き継ぎでサクッと辞めていきました😂最後まで強かった😂

 

 


「行くとこまでいく」

 

 

 

 


これからの人生この言葉を合言葉として生きていきたいと思います。

 

人生1度きり、行くところまでいかないと。

 

 

 

まさか、『腹黒弁天町』が人生を変えた作品になるとは。

 

 

 

おわり